『けんぷファー』(築地俊彦 MF文庫)を、あのあと8・1/2~10・1/2巻まで買った。
表記方法がややこしいけれど、今のところシリーズは全部で13冊。
8巻9巻10巻のそれぞれ後にハーフ表記の外伝的エピソード集が出ているので。
で、肝心の話は、異能(超能力)バトルものだと思って、そっち方面も期待して買っていたのだけれど、そんなことは全然ないのでした。
これはちょっと不満が残るけれど、それは、そういう作家さんだからしょうがないのかな。
主人公の活躍のしなさは、ちょっと独特なレベルに達している。
一番まともにバトルで活躍していたのは、1巻くらいのもので、その後はほとんど正面からぶつかり合って買ったりとかはしていない。
むしろバトルからは逃げてばかりいるイメージ。
一方で、「鈍感な主人公をめぐるラブコメもの」としては、ほぼ完璧な質と量。
そういう面では、がぜん魅力あるヒロインとして巻を追うごとに存在感を増していったのが三郷雫生徒会長。
ツンデレとか言う分類にはいるのだろうけれど、表面上はずっとクールなままで通しているのが新しい。
しかし、クールなまま、ナツルさんに迫ること、迫ること。
それはまさしく女豹の勢いと迫力。
10・1/2巻で、初めて彼女の視点で語られる外伝的エピソードが披露され、ますますその魅力に磨きがかかっています。
次巻くらいで完結になるということで、また、10巻が中途半端に終わっていることで期待のテンションは保てそうです。
他、『彷徨える艦隊』シリーズ第3作・『彷徨える艦隊3 巡航戦艦カレイジャス』(ジャック・キャンベル ハヤカワ文庫)が出ていたので買ってきました!
今、一番楽しみにしている宇宙戦争(艦隊)ものSF。
さすがにハヤカワ文庫さんも恥ずかしくなってきたのか、帯に「ミリタリイSF」等とトンチキな表記はしなくなったのもポイント高し。
って、そんなのはどうでもいい。
相変わらず、ギアリー先任大佐の内憂外患・苦悩ぶりが素晴らしい。
そして、それ以上に、重圧感を持って感じられる艦隊の大規模さ、亜光速戦闘の独特な描写と迫力は素晴らしいです。
映像化希望…しなくもない。